まとめサイトでこんな意見を見かけました。
「モモの助が実は偉い奴? どーでもいい(鼻ホジ)」
「なーにがくるしゅうないんだ!!お前はまた偉そうにィ~~!!」
って軽蔑してたくせに、「お前は飾りかよモモ!!お前が言えよ!!偉いんだろうが!!こんなにすげェ奴らの大将なんだろ!!?」
などと矛盾した発言をし、モモの助に遠回しに土下座を強要。普段は馬鹿にしてるくせに、都合の悪い時だけそいつを「偉い奴」扱いして責任を押し付けようとする。おまけにその相手は8歳児 。
どうあがいてもクズすぎ。
引用元:まとめサイトの誰か(ごめん)
ちょーーっと待ってェェ〜
あーのねー、説明すんの野暮だけどさ、野暮だけどさぁ、ルフィおかしなこと言ってませんからね!!
ONEPIECEキチガイのお姉さんが説明するから!!
1.「偉さ」とは、「スゴさ」のことではない
まず、ルフィのなかの「偉い」の意味は、「スゴい」じゃなくて、「肩書き・役職」を指します。
だから「偉い」ことはその人の人間的な価値とは関係ないし、敬う理由にならないの
海賊という、アウトローだから「偉さ」と関係ないというのもあるけど、ルフィは元々相手の評価を自分で決めるため、そもそも他人が決めた基準をほとんど気にしません。
ルフィの中でモモはただ、モモという一人の人間でしかないので、彼が将軍だろうが奴隷だろうが、反応は変わらないということです。
ちなみにルフィも、「七武海でした」とか「海賊王の右腕でした」とかの肩書きには一目置くので、「自分で手に入れたスゴさ」というのは、その人の価値に勘定されるようです。
だからといって、遠慮したりはしませんが。
ルフィがモモを馬鹿にしたのは、彼が「偉い」からではなく、彼が「偉そう」だったからです。
2.役割についてくる責任
ルフィは進路を決めたり、大事な決定を下したり、命令したりしますよね。それは「船長の役割だから」。
号令をかける役目だから。責任を負う立場だからです。
ルフィが人間的に価値が高いから、仲間の上に立っているワケじゃないのです。
不甲斐ないことをしていれば、船長の座を引きずり下ろされます。
こちらが、一国の王族の背負う「責任の重さ」が垣間見えるエピソード。
「偉い」って、「人の上に立つ」って、大変なことなんですよね。
3.「偉さ」だけを振りかざすと、「飾り」になる
「肩書き」の責任もなく、ただ「偉さ」がそのまま「スゴさ」として扱われている存在が、天竜人です。
これがルフィの言っている「飾り」です。
人の上に立てば立つほど、偉くなる。偉くなればなるほど、そこには責任がともなう。
スゴいスゴいって言われるだけの飾りの存在になりたくなければ、そのぶん自分の下にいる者に、責任を負わなければいけないのです。
最初にね、ルフィ仲間を「10人は欲しいなァ」って言ったじゃん。
あのへんが恐らく、ルフィさんが自由にやりつつ、責任を取りきれる上限なんだと思います。
あれだけの大船団の面倒を見てた白ひげが、誰よりも偉大な理由とも言えます。
まぁ8歳とケンカしてた人は、偉大な72歳にも対等にケンカを売ってましたけどね。
ご理解いただけたでしょうか。
ルフィさんは、年齢や肩書きでは人を判断しないんです。
遠回しな言い方、できない人です。