2018年ワンピース・プレミアサマー

夏だ!嵐だ!
プレミアショーだ!!

今年はアラバスタ編がテーマです。

1.プレ招待日・初日

台風接近につき、プレ日は中止になりました。

ショーはなく、グリーティングのみが開催されて雨のなか全キャストが走り回って手を振ってくれました。

ルフィだけ、通路でもなんでもないところに乱入してきて椅子の上を走ってた。
なんなんだあいつ猿之助さんかよ

また初日も「甚大な被害の危険」「数十年に一度の災害」「最大限の警戒を」と呼びかけられていたため早々に諦めて帰宅していたものの、「プレショ」で検索すると「小雨になってきたー!プレショありそうー!」とかいうコメントがガンガン出てきます。
どうなってんの?USJだけ異世界なのか?

ろくに電車が動いていなかったため、プレショはじまりの時間が過ぎてから家を飛び出し、タクシーでかけつけました。
この天候でチケット完売。嵐の中嬉しそうに帆を張った愚かなドリーマーしかいねぇ…
(おれもですが)

USJについた頃には雨はやんでいました。

入り口のおばちゃんが「もう入園できません」っていうので「中で友達がチケット持ってるんですぅ~!!」って泣きついて入れてもらった。
パーク内、いつもあんなに溢れ帰ってるONEPIECEオタクがただの一人も居なかった。そりゃそうだ。この時間にUSJに居ながらにして、ウォーターワールドに居ないONEPIECEオタクは確実におれだけです。

走っていったらちょうどルフィの「宴だー!!」って声が聞こえました。
ハハハ、終わってるぅ!

家でマッキーで左腕に×を書いて飛び出してきたけど、今年のプレショは毎回、全員に×印シールが配られます。皆がきれいなシールの×印を掲げるなか、ひとり手書きの×を掲げるぼく!!

今日この雨だし、完売って言っても実質来れてるの半分くらいやろな~と思ってたけど、9割席埋まってました。 さすがみんなアホやなと思いました。
プレのグリーティングよりキャラは増えていて、めっちゃゴージャス。 初日のゲストでは、勝平さんと矢尾さんが来ました。

があこ 「でも、アラバスタ編のプレショをするのにプレも初日も雨は幸先いいね。」
友達  「ダンスパウダーやろ」
があこ 「すぐそういうこと言う~!!!」

帰りに毎年恒例のハードロックカフェに寄ると、店員さんが「プレショ初日できてよかったですね~」って言ってくれました。USJはしっかり外まで夢の国です。

2.キャストについて

Mr.1に外人使う発想はなかった。イケメンすぎて息を呑みました。ハイタッチとかどうでもいいから上腕二頭筋を触らせてほしい。

また、トビウオライダーズも全員外人でめちゃくちゃイケメンでした。(ちょっとイケメンすぎると思う)ウォーターワールドのキャストさんのようです。

フランキーも外人で、サービスがすごい。ショー中ってお客さんのことはあまり構わず演技しているキャストさんが多いなかで、まじめなシーンでも最前列の女の子の前でおしり振ったり、階段登りながら皆にハイタッチして回ったりしてました。

あと外人サンジはトビウオライダーズの後ろに乗るとき平然と乗ってたのに、日本人サンジは嫌がって体を反らしていました。

忠実に演じようとしてくれるキャストはやはり日本人に多いなと思います。

今回のオリジナルキャラ、バウンティとプライズの兄弟に関してはバウンティ役の声優が小杉十郎太さんで、演者は3人いらっしゃるようです。プライズ君は毎回自分の声で喋っています。
私はバウンティが推しになったので彼のために通ってました。友達はダンディガールズのために通ってました。

ONEPIECE関係ないやんけ~~~wwww

バウンティ役をしてるのが推しキャストの八田さんなんですが、まぁ八田バウンティ以外も雰囲気が違ってそれぞれ好きです。八田さんはクロコダイルもやってるけど、出番が少ないし席によっては全然見えないのでバウンティ狙ったほうが効率よく見えそう、というのもありました。
クロコダイルとMr.1もキャストのクオリティが高すぎて、それに衣装のチープっぷりが負けてる気がするんですよね…。

隣にいる初めてっぽい女の子たちがキャッキャ言ってたのに途中から八田バウンティ見て「顔がいい…」しか喋らなくなってました。彼は筋肉もよいわよ。

(ところでプライズ君ってプレデターに似てない?)

私、10年前ならバウンティよりプライズ派だった気がするな…

こういうのめちゃめちゃありがたい。写真も残らない、音源も手に入らないから、プライズ君たちのようなプレショオリジナルキャラは私たちの記憶の中にしかいなくなっちゃうのよね

グリーティングはキャストがランダムに動き回るので、狙ったキャストとハイタッチというのは相当難しい代わりに、毎回アクシデントが起こったりでちょっと面白かったりもします。

ゾロがたしぎと遭遇してしまって全力ダッシュで逃げてたり、サンジが「レディは蝶」「野郎は蛾」って男女の客いじりをするくだりで、あまりにゾロと接近してしまいゾロに蛾!って言ってたり。

あとはキャラグッズを身につけている時にそのキャラと遭遇するとアクションあることが多いです。
ナミさんが通るとき「No NAMI No Life」のタオルに気づいてくれて、片手で引っ張ってもう片手で頭撫でてくれたりとかしてめっちゃ嬉しかった。どのナミさんもめっちゃファンサいいよ(実際ほかのキャラは身につけてなかったのでわかんないけど)

荷物とか置きまくってて全然通路じゃないところをルフィが走り抜けていったんだけど、ナミさんに気をとられてて逃がしてしまった。

ルフィだけ通路じゃないところとか椅子の上とか、好きなとこ走るのはずっとですね…

3.ストーリー・設定について

今回のストーリーですが、正直アラバスタ編を知らない人にはかなりキツそうです。また、そろそろパラレルの冒険エピソードをオリジナルで描くことに限界がありそう。

気にしてはいけない設定上の矛盾が大量にあり、実写系で一番ONEPIECEなのはやっぱりワンピース歌舞伎だったことを実感しました。

ビビはほぼオトヒメ王妃になっており、クロコダイルはワンポイントアドバイザーに成り下がっています。あとこれはいいか悪いかわかりませんが、降らない雨はなく、そして濡れない席もありません。

「海を固形化したもの」だって言ってるだろ。

「液状化した海楼石だァーッ!!」って言いながらマシンガンで客席に撃ちまくってるそれ。

要するに水なのでは?

熱を放出する系の能力者、アニメ含め3人目の登場です。懸賞金額がカタクリと同等の10億ベリー。ネツネツの上位種ですかね。
また、触ってもない場所に物を自在に送り込めるデリデリの実は、マトマトの上位種でしょうか。

それから、おそらく人間なのに魚人空手を操る男、ダンディー。

人間と魚人の橋渡しをする唯一の存在、コアラちゃんの…存在意義が…。

あとゾロVSムゴンの決まり手、「大辰憾」
あれ、「メンタル壊すだけで斬ってない技」みたいなものだとなんとなく思いがちだけど、原作であの技は「覇気なしでロギアを真っ二つに斬った技」なんですよね。

実際には斬られてないのにモネのメンタルが壊れたのは「覇気を使われていたら真っ二つになっていたと思うゾロへの恐怖」のせいだったワケですよね。

あの技がヒットしたのが生身の人間だった場合には、むしろ他のどの技より確実に死ぬ技なんだけど…。

体の中にウイルス入れられただけでソッコー風邪になるような奴らなら、今までに一回でも風邪を引いているのでは?とか、ルフィが「バイバイ」って言葉を使ってしまうとか、とにかく突っ込んだら負けなのか?というレベルでムチャクチャな設定改変が続きます。

それとあとシーザーの心臓かな…
シーザーはもう確実に「便利に使える道具」枠になっていて、ローが居なくても、誰でも簡単に心臓と分離させてこき使えるようになってるみたいです。

いやぁプレミアショー、見ると「今年も夏だなーー!!」ってなるけど、全然ひとつも尾田っちの監修入ってねぇなぁー!!
自由だなぁUSJーーーーってカンジだ

オリジナル音源ばかりだった例年と違い、サントラを使えるようになったところは、ONEPIECEっぽさは増してました。

あとは日によって所々セリフが違う。笑い方のくだり、ペローナちゃんだったりブルックだったり、数種類があるようです。
「おれの笑いかたを真似しろー!」って言うからルフィは「ししししし!」って笑うんだと思ったら「あっひゃあっひゃあっひゃ」の方だった。

ゾロが「あっひゃあっひゃあっひゃ」をノリノリでやってるのもビビるけど、客席、真似ができず死亡(田中真弓しかできんだろあれ)

ただ、内容はめちゃくちゃだけど「大事そうなシーンを原作より先にやらない」ことに関しては、ものすごく気を使われていました。

同じ空間には居たものの、ルフィとビビは会っていないし、直接会うキャラはイガラムJr.、カルー2号という「二人に憧れて完コスしてるオリジナルキャラ」ということになってます。

「絶対に原作より先に再会させない」という強い意志を感じた。

原作でまだ戦闘中のボスをオリジナルの倒し方にしようとしちゃう海賊無双シリーズに見習ってほしい気概です。

4.水バトについて

5年ぶりに八田スモーカー復活!!!!
自前腹筋!!神か!!

笑わないキャラなのに、子供を見るとつい笑ってしまう八田スモーカー、もう原作再現とかどうでもよくなっちゃうな…
マント翻すたびに腹筋がガバァッて見えて死にそうだったんだけど、なんでそんなエロい格好で外出てもいいわけ?

何時間も炎天下の下で待てば待つほど見返りが大きいショーなので、バカみたいに座ってる甲斐がありました。

ただ黒地に「66」って書いてるTシャツ着てるだけなのに、すれ違ったユニバスタッフに「ジェ……ジェルマ……」って言われたので、この辺りのスタッフはめちゃくちゃ訓練されておりました。

あとは、恐らくここで登場した黄猿が、お亡くなりになられる前の最後の石塚さんの演じる黄猿だったことになるようです。

5.サンレスについて

ゾロの口から「サンジさん素敵」って聞いたぞ!!鬼の首を取ったぞーー!!!
サンジさんは素敵!!ゾロも認めましたー!!はいー!!ゾロよりサンジが!!す!ば!ら!し!い!

今年のサンレスはバギー、カバジが出ます。モージは…?

カバジがイケメンキャラっぽく出てくるの、ちょっと笑ってしまった。まぁ確かにあの一味では一番ルックスいいな。

回ってきて「バギー船長のお嫁さんを探してるんです」って言うので、立候補しときました。

カバジ 「よし、ウインクしてみろ」

ただサンレス、ナミさん居なくなってから個人的には物足りないというか…

ナミさんに「ログポースおそろいね?」ってしてもらうのとかが楽しみだったのもあるし、サンジには私に給仕してもらいたいワケじゃなくて、ナミさんにメロリンしてほしいんだよな

海賊なので、基本は彼らのノリで(私抜きで)冒険をしてるところが見たいんですよね…

女性向けコンテンツだなぁってのは感じます。女性向けのメイドカフェですよね

6. 8月21日・サプライズイベント

ショー終了後、出てきた司会のお兄さんとプライズ君。

司会 「いつものイベントとちょっと違います!大人気のプライズさんに登場してもらいましょう!プライズさん、貴方のジェラシーエピソードは?」

プライズ君 「おれ大人気なんだけど、あいつが…あいつが出てきた時だけ歓声があがること」

の流れでダンディー登場。

ダンディー 「心の中まで……ブサイクだっ☆」

めちゃくちゃ盛り上がる客席。ダンディーまじで人気過ぎる。

そしてダンディーガールズに混ざって田中真弓さん登場。

真弓さん 「本編に出してくれるって言ったのにどうしてもダメって言われた!貴女はスラッと背が短いからいいよってダンディーには言われたもん!」

真弓さんの肩を抱くダンディー。

真弓さん 「悔しいからお前にマシンガンで水をかける」

司会 「ちょ、ダメですダメです!マイクが…私には代わりがいないんでダメです!誰が司会するんですか!?ちょっ……」

慌てる司会に向けてマシンガン連射→司会ズブ濡れ。

真弓さんもズブ濡れ。

真弓さん 「気が済んだ!!!」

真弓さん 「ダンディーガールズはダメだったけど、逃げ惑う下々民ならできると思う。絶対にまた来るからやらせろ」

司会 「か、考えておきます」

真弓さん 「前もそう言ったもんーーーーーー!!!やりたいーーー!!!(会場内に響き渡る大音量)」

真弓さん、最後にルフィのキャストに「たくみくん」と呼び掛けそうになってしまい、大慌てで「たくましいルフィ」と言い直していました。

たくみルフィ、名前呼ばれてちょっと動揺してた。

嵐のように帰っていく真弓さんでした。

7.まとめ

千秋楽は台風で中止になってしまいました。ここ数年、ついてないですね。

今年のプレショの内容としては、歴代プレショでランキングすると個人的には下の方な気がします。

自分が慣れたのはあると思うけど、なんかいつもの演出並べて人気キャラ出して、人気エピソード引っ張ってきただけみたいなカンジ…

見た目とかファンサービスは年々よくなってるんだけど、客席回ってハイタッチしてくれるのがメインイベントになってきていています。
まぁ楽しんでるんだけど、もうONEPIECEの熱さをショーで体感!みたいな場所ではないです。
ONEPIECEオタク向け、夏の恒例行事。

やっぱり最初の年と、尾田っちがキャラデザしたカメレオーネの時がよかったなぁ。
一番熱かったのは、何年か前のエースのやつ。

原作の助けなく勝手に盛り上がるところまで大きくなったので、尾田っちにはもうあんまり見放されてるコンテンツだなぁというのは、いい意味でも悪い意味でも感じています。

まずONEPIECEオタク、左腕を突き上げて出航ーーーーって言うだけで涙目になってくれるから相当ナメられてるんだよな
ここに原作知らない人が来て、このレベルのダイジェストでついてこれるわけないと思う。

数秒の決着シーン繋げてるだけで、脳内で勝手に補完して泣き出すチョロ過ぎるオタクが悪い。

アラバスタ知らずに来た人に「ONEPIECEって面白いんだ!」と思わせる力はないと思います。

パーク内でアンケートに捕まり、「今年はまだプレショに来ますか?来るならそれはなぜですか?」と聞かれたので「夏を終わらせるため」と答えました。

アレな答えではありますが、きっと大体のプレサマオタクは頷くと思います。

2019年のレポ

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