「マッドマックス/怒りのデス・ロード」上映時、あちこちの映画館で鑑賞したので比較感想です。

1.立川シネマシティ（東京）極爆上映（aスタジオ）

ご存知、ウォーボーイズ（※デス・ロードファン達）から「ヴァルハラ」と呼ばれて讃えられる「KICリアルサウンドシステム」導入の劇場。
エンジン音、太鼓の音、金属音などが非常にクリアに聞こえます。

武器将軍が「探りを入れとる」銃声が、腹にズドン！ズドン！と来ます。
音の気持ちよさを追求したとき、日本にこの劇場の右に出る劇場はないと言えるでしょう。
また上映前のCM・予告がなく、世界に没入させることに対して命懸けです。

2.立川シネマシティ（東京）極爆上映（bスタジオ）

セリフや小さな音は普通ですが、大きな音、銃声などの鋭い音をピックアップするのが得意なスタジオ。aスタジオとの違いは座席の傾斜であり、見え方だということですが、音もaスタより更に強く、はっきり聞こえるように感じました。気のせいかな。

不快にならないように丁寧な調整がされているので、見ながら「音が大きい！」と思うことは実際にはあまりありません。ただ音は大きいので、座席がやたら揺れます。

音質と映像全体のレベルが高く、何よりもスクリーンがデカイ。
セリフの細かなニュアンスや、本当に小さな音も拾ってくれます。この劇場で新たに「ここでこんな音が入ってたのか！」の発見がありました。

映像面のビックリ。車の窓ガラスがめっちゃ見える。

ほかの作品の4DXと比べると、煙の量が尋常じゃありません。
画面の下の方はだいたいずっと見えません。

風もずっと吹いているので寒く、水もひたすら出るし座席がとにかくめっちゃ動く。
「寝るかもｗ」と言ってた同行者が揺らされまくって、全く寝るどころじゃなかったようでめちゃくちゃ笑いました。

映像はとくに通常と変わりありません。音の振動で座席が動きます。
周りから包み込むように音がするので、遠くの音をきちんと遠くに感じることができるような音響になっています。

ウォータンクがホースを出してるコロコロコロ…カポンの音の、位置関係が一番よく伝わりました。

ちなみに、私はほかの作品でDolby Atmosはちょっと耳が痛くなって苦手な形式なんですが、緩急があるのでこの映画は全く問題ありませんでした。

席が揺れるだけ。簡易4Dです。
最初はビックリするものの、次第に慣れて特に意識しなくなってしまいます。

また、通常のシートのあるスクリーンにて、後ろの方の座席を固定で用意されています。前で見たいという人には向きません。

ご存知、東のヴァルハラ（立川）に対する西のシタデル（塚口）、聖地です。
この映画のために調整した特別音響があります。

スクリーンに座席が近い映画館なので、他の映画館と同じノリで最前列を取ると首が痛くなります。
音質は全体的にバランスの良い調整がされています。

再上映でもOut of Control流してくれてます。ありがとうございます。

・岡山メルパ（岡山）
昔ながらの小さな映画館。映画館のなかで比べれば迫力では劣るが、人が少ないので没入感では穴場。

・なんばパークスシネマ（大阪）爆音上映
爆音映画祭で何度も再上映をしてくれる映画館。尖った調整ではないが、聞きやすい音響。

上映当時は、大阪の次世代IMAXも、岡山のMX4Dも劇場がありませんでした。その辺りでも再上映してくれないかなぁ…

個人的には映画そのものを黙って見たいタイプなので、絶叫上映、マサラ上映などは今後も参戦予定なしです。

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ということでデスロードも再上映！！東京の劇場までまた遠征してきました。
名古屋のイベント上映は行けず…深夜て！

前回よりさらにパワーアップした…という噂を聞いて来たけどやばすぎる
音割れ寸前…いやもう割れてない？劇場大丈夫？これ壊れない？というレベルで限界に挑戦しており、聞いてるこっちが危機感を覚える爆音。

ここより爆音の映画館はたぶん今後現れないでしょう。伝説です。

この10年の間にできたここの日本最大のIMAXで…この映画を見たかった…
でもそうか…やるけど別にIMAX上映じゃないのか…

という気持ちで行ったものの、通常のシアターでも音響はかなりよく、抱えたリュックに音が反射してビリビリ震えてました。どういうこと。
耳に不快な爆音ではないのに、最大音量にしてうまく聞かせる調整のうまい映画館です。

単純に映画館としてめちゃくちゃリッチでびっくりした。普通に鑑賞するよりかなり値は張るものの、VIP待遇でデスロードに行けます。

音質や音量よりも、音がどこから聞こえるかにこだわった音響調整でかなり丁寧な印象を受けました。上品な空間で味わう世紀末…いいな…

福山、塚口は行く予定なのでまた追記します。